PIK3CA遺伝子変異陽性乳癌の臨床病理学的特徴の解析：メタ解析
（承認番号12399）
研究課題名
PIK3CA遺伝子変異陽性乳癌の臨床病理学的特徴の解析：メタ解析 （承認番号12399）
研究の対象
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。
研究目的
PIK3CA遺伝子変異は、乳癌の約20%に認められる比較的頻度の高い体細胞変異です。PIK3CA遺伝子変異と乳癌の臨床病理学的特徴についてはこれまでに約20編の論文報告がみられますが、何れも症例数が少なくPIK3CAの臨床病理学的特徴、特に、予後に及ぼすインパクトについては未だ結論が得られていません。今回の研究の目的は、上述の約20編の論文のデータをメタ解析（複数の研究の結果を統合して解析する統計解析の手法）して、PIK3CA変異の臨床的意義を明確にすることです。
研究方法
上述の約20編の論文の著者に各自が実施したPIK3CA解析結果と臨床病理学的データの提供を依頼し、Zardavasら（Jules Bordet Institute (Brussel, Belgium)）からがメタ解析を行います。この20編の論文の中に当教室から発表したものが1編含まれており、今回、当教室で実施した解析結果をメタ解析に提供しました（2013年4月）。現在、解析結果の取りまとめが進行中です。
研究期間：2013年2月～2018年3月
研究に用いる資料。・情報の種類
乳癌組織におけるPIK3CA変異に関する情報、乳癌に関連した臨床・病理情報、治療歴等
外部への試料・情報の種類
上記の情報は、匿名化コードのみを付した状態でJules Bordet Instituteに提供しました（2013年4月）。今後、追加で情報を提供する予定は現在ありません。
研究組織
Jules Bordet Institute (Brussel, Belgium) Dimitrios Zardavas
大阪大学大学院医学系研究科乳腺内部泌外科
その他：http://ascopubs.org/doi/abs/10.1200/jco.2015.33.15_suppl.516
お問い合わせ先
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
照会先（研究責任者）
金昇晋 （乳腺内分泌外科・准教授）
大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科
〒565-0871大阪府吹田市山田丘2-2-E10
TEL 06-6879-3772 FAX 06-6879-3779
E-mail: office@onsurg.med.osaka-u.ac.jp