研究活動・実績

乳癌の予後予測法の開発

（申請番号14106）

研究課題名

3.乳癌の予後予測法の開発（申請番号14106）

研究対象

2001年4月～2014年6月の間に当院で乳癌の手術を受け、かつ、研究課題「遺伝子発現プロファイル解析による乳癌の生物学的特性診断法の開発」に同意された方。

研究目的

乳癌の予後を正確に予測することは乳癌の術後補助療法の適応を決定する上で極めて重要です。しかし、現行の臨床病理学的診断法では不十分でありより正確な予測法の開発が切に求められています。本研究の目的は、乳癌の予後を正確に予測する診断法を開発することです。

研究方法

乳癌組織の一部を用いて種々の遺伝子発現や癌関連遺伝子（癌遺伝子・癌抑制遺伝子等）の変異等を解析することによってより正確な乳癌の予後予測が可能になると考え本研究を実施しています。研究期間：2014年7月～2019年3月

研究に用いる試料・情報

試料：手術で摘出した乳癌組織等情報：乳癌に関連した臨床・病理情報、治療歴等

外部への試料・情報

試料の一部は、匿名化コードのみを付した状態でシスメックス社、エスアールエル社、ジェノスタッフ社に提供して遺伝子発現解析等を実施することがあります。また遺伝子発現解析等情報の一部も同様に匿名化した後に電子媒体等でシスメックス社、大阪大学大学院基礎工学研究科機能創成専攻、日生病院に提供することがあります。匿名化に用いた対応表は、当教室の担当者が厳重に保管・管理します。

研究組織

大阪大学大学院基礎工学研究科機能創成専攻　三宅淳
シスメックス社　吉田智一
日生病院　中内千暁

お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先

金昇晋
大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・准教授
〒565-0871大阪府吹田市山田丘2-2-E10
TEL 06-6879-3772 FAX 06-6879-3779
E-mail: office@onsurg.med.osaka-u.ac.jp