研究活動・実績

日本における乳癌登録事業

(承認番号14307)

研究課題名

日本における乳癌登録事業 (承認番号14307)

研究対象

登録は日本における乳癌症例の全例が対象で、大阪大学においては大阪大学医学部附属病院において加療を行った乳癌症例の全例が対象です。

研究目的

乳癌登録により日本における乳癌のデータを集積し、症例数、生存率等の基礎データを計測し、日本における乳癌医療の評価・発展を促進することを目的としています。

研究方法

現在、National Clinical Database (NCD)登録(*)の際に入力した「乳腺外科」の専門医項目が乳癌学会の乳癌登録として利用されています。収集されたデータは、乳癌学会の登録委員会で定めた項目と方法で、定期的にデータセンターで集計作業を実施し、全施設合計の集計・解析データを登録委員会に報告しています。登録委員会は、データセンターから提出された集計・解析データに基づき、学会発表・学会誌への報告等により、研究成果の公表を行っています。

研究に用いる試料・情報の種類

患者さんの年齢、身長・体重、月経状況などの個人情報や、乳がんの臨床病学的検査結果(腫瘤の大きさ、リンパ節転移の有無、ホルモン受容体の発現状況など)、治療方法(手術方法、手術日、薬物治療の有無、放射線療法の有無など)、再発・生存の有無などの臨床情報などが使用されます。

外部への試料・情報の提供方法

当科の担当者が、NCDデータセンターへインターネットを経由して専用のID・パスワードを用いてアクセスし、患者さんの上記データを登録します。このようにして日本全国から集められた巨大なデータのうち、乳癌に関するデータは、乳癌学会の乳癌登録として利用されます。データの提供は、患者さんの個人情報は匿名化を図り行われます。

研究組織

本研究のデータ収集および解析は、NCDを経由して、乳癌学会の登録委員会で行われます。
・日本乳癌学会
  http://jbcs.gr.jp/

*NCD登録のページも参照して下さい。
  http://www.ncd.or.jp/

お問い合わせ、研究参加辞退の申し出

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。 また、情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

連絡先

研究責任者(下記)

研究責任者

金 昇晋(准教授)
大阪大学大学院医学系研究科 乳腺内分泌外科
〒565-0871 吹田市山田丘2-2-E-10
TEL:06-6879-3772 FAX:06-6879-3779
mail:office@onsurg.med.osaka-u.ac.jp