研究活動・実績

乳癌に対する特異的抗原構造の同定

(承認番号21038)

研究課題名

乳癌に対する特異的抗原構造の同定(承認番号21038)


研究目的・意義

近年、CAR-T細胞療法が血液がんに対する新たな治療法として承認され、驚異的な有効性を示しており、乳癌に対してもCAR-T細胞の開発が望まれていますが、そのためには非常に特異性の高い乳癌特異的抗原が必要です。数千から数万クローンの乳がん細胞に対するモノクローナル抗体を作製し、その中から実際の患者乳がん細胞に結合する抗体を同定し、乳癌に対する新規CAR-T細胞の開発につなげることを目指します。


研究方法

摘出された余剰検体から細胞浮遊液を作製し、作製した新規抗体を用いて患者由来検体を染色し、各抗体の結合をフローサイトメトリーにて解析します。


研究に用いる試料・情報の種類

乳がん手術後の切除標本(生組織)の乳がんと正常乳腺の残余組織。


お問い合わせ、研究参加辞退の申し出

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。 また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。


連絡先

前川まりこ(医員)
大阪大学大学院医学系研究科 乳腺内分泌外科
〒565-0871 吹田市山田丘2-2
電話:06-6879-3772
FAX:06-6879-3779
メール: office@onsurg.med.osaka-u.ac.jp

研究分担者

島津 研三(教授)
大阪大学大学院医学系研究科 乳腺内分泌外科

研究責任者

保仙 直毅(教授)
大阪大学大学院医学系研究科 血液・腫瘍内科
〒565-0871 吹田市山田丘2-2
電話:06-6879-3871
FAX:06-6879-3879