研究活動・実績

乳房切除症例におけるOSNA(One-step Nucleic Acid Amplification)法を用いたノンセンチネルリンパ節転移予測モデルの有用性の検討

(承認番号21433)

研究課題名

乳房切除症例におけるOSNA(One-step Nucleic Acid Amplification)法を用いたノンセンチネルリンパ節転移予測モデルの有用性の検討 (承認番号21433)

研究対象

2018年10月~2028年9月に当院で乳癌に対する乳房切除術とセンチネルリンパ節生検を受け、OSNA法で判断を行われた方

研究目的・方法

これまで、センチネルリンパ節に転移を認めた場合、腋窩リンパ節郭清を追加で施行することが標準とされましたが、一定の条件を満たせば腋窩リンパ節生検を省略できることが示されました。しかしながら、これは乳房温存術の条件で、乳房切除術術におけるの条件ではありません。腋窩リンパ節生検は合併症が増えるため、省略の条件が模索されています。今回私たちはOSNA法の結果と、腫瘍の大きさから算出されるノンセンチネルリンパ節への転移予測モデルを乳房切除術において、どれほど有用であるかを検討します。この予測モデルが確立されれば不要な腋窩リンパ節郭清を省略することが可能となります。術後10年の再発の有無を追跡するため2038年9月までの研究期間となります。

研究に用いる試料・情報の種類

診療録に記載された以下の情報:術前診断、手術内容、OSNA法の結果、術後診断、術後補助療法の有無・内容、カルテ番号、年齢、性別、病歴等本研究で収集する研究対象者の個人情報を含むデータは、電子カルテから情報を収集する際に氏名・住所等の個人情報を削除して、研究用の識別コードを付与し、対応表を作成し、その対応表は厳重に保管・管理いたします。

お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。 また、情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先

研究責任者

研究責任者

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2-E10
大阪大学大学院医学系研究科乳腺・内分泌外科 島津 研三(教授)
電話 06-6879-3772