遺伝子多型を用いた乳癌罹患リスク診断法の開発
(承認番号 656)
研究課題名
遺伝子多型を用いた乳癌罹患リスク診断法の開発 (承認番号 656)
研究の対象
2000年12月以後に当院で乳癌の手術を受け、かつ、臨床研究「遺伝子多型を用いた乳癌罹患リスク診断法の開発」に同意した方
研究目的
本研究の目的は、乳癌の易罹患性に関与する遺伝子多型や血清のバイオマーカーを同定し、古典的なリスクファクター(出産歴、初潮年齢、肥満、家族歴、食生活等)との組み合わせによる、乳癌罹患リスクのより正確な診断法を確立することです。
研究方法
患者さんより採血し、その一部よりDNAを抽出してエストロゲンの代謝に関与する遺伝子や癌抑制遺伝子等の多型解析等を行います。また、残りの血液より血清/血漿を分離し、血清中のエストロゲンレベルやアディポサイトカインレベルを測定します。同時に疫学的なリスクファクター(出産歴、初潮年齢、肥満、家族歴、食生活等)についてのアンケート調査を行います。
研究期間:2000年12月~2023年3月
*試料(採血)の採取は、2017年10月に終了しました。以後は、今までに蓄積された試料の解析を継続して実施しています。
研究に用いる試料・情報の種類
試料:血液等
情報:乳癌に関する臨床・病理関連情報、治療歴等
外部への試料・情報の提供
本研究では、外部への試料・情報の提供は、現時点では予定していません。但し、将来の別の研究に使用することに同意を頂いている患者さんの試料・情報に関しては、倫理審査委員会の承認を経て別の研究に使用することがありますが、その際には外部へ匿名化した試料・情報を提供する可能性があります。
研究組織
研究責任者
金 昇晋 ・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・准教授
研究実施担当者
- 野口眞三郎・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・招聘教授
- 島津研三 ・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・講師
- 直居靖人 ・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・助教
- 加々良尚文・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・助教
- 下田雅史 ・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・助教
- 三宅智博 ・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・特任助教
- 草田義昭 ・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・医員
- 堀 亜実 ・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・医員
- 大原亜子 ・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・医員
- 阿部瑞穂 ・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・医員
- 增永奈苗 ・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・医員
- 奥野 潤 ・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・医員
- 大井 香 ・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・医員
- 吉波哲大 ・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・医員
- 佐藤奏史 ・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・医員
- 松井早紀 ・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・医員
- 久保杏奈 ・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・医員
- 川﨑 香 ・大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・医員
お問い合わせ先
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先
加々良尚文
大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・助教
〒565-0871大阪府吹田市山田丘2-2-E10
TEL 06-6879-3772 FAX 06-6879-3779
E-mail: office@onsurg.med.osaka-u.ac.jp
研究責任者
金 昇晋
大阪大学大学院医学系研究科乳腺内分泌外科・准教授
〒565-0871大阪府吹田市山田丘2-2-E10
TEL 06-6879-3772 FAX 06-6879-3779
E-mail: office@onsurg.med.osaka-u.ac.jp