研究活動・実績

G4.乳がん手術検体(組織バンク)を用いた乳がん関連遺伝子異常および発現の解析とその臨床有用性の検討

(ヒトゲノム研究審査承認番号737)

研究課題名

乳がん手術検体(組織バンク)を用いた乳がん関連遺伝子異常および発現の解析とその臨床有用性の検討 (ヒトゲノム研究審査承認番号737)

研究対象

2002年から2017年までに当院の乳腺内分泌外科で乳がん手術を受け、研究課題名「乳腺疾患、甲状腺疾患、副甲状腺疾患の組織バンキング」(臨床試験部門承認番号14111)に同意し、包括同意書を取得した症例。

研究目的

本研究では、乳がん手術組織及び、腋窩リンパ節中におけるPIK3CA, TP53等の癌関連遺伝子のDNA変異やメチル化及びRNA発現(mRNA やmicro RNA)などの情報をもとに、各症例のプロファイルを作成し、種々の乳がんを多次元的に解析する。このデータベースに基づいて、臨床病理学的因子や治療経過・予後との関連を解析し、新しい診断法や治療法の開発に利用する。

研究方法

乳がん手術で摘出された腫瘍やリンパ節組織等(パラフィンブロック)よりDNAとRNAを抽出し、次世代シークエンサーによるターゲットシークエンスやdigital-PCR、マイクロアレーなどを用いて解析を行い、これらの解析結果と乳がん患者の臨床情報を併せて解析する。

研究に用いる試料・情報

乳がん手術組織及び、腋窩リンパ節、および対象症例の臨床情報。

外部への試料・情報の提供方法

該当なし

研究組織

大阪大学医学部乳腺内分泌外科

お問い合わせ、研究参加辞退の申し出

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。 また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

連絡先

加々良尚文(研究責任者)
大阪大学医学系研究科・乳腺内分泌外科
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2-E10
TEL 06-6879-3772
FAX 06-6879-3779
E-mail:office@onsurg.med.osaka-u.ac.jp

研究責任者

野口眞三郎(教授)